米アップルは人工知能(AI)を組み込んだ電子メールアプリについて、更新(アップデート)の承認を見送った。子供にとって不適切なコンテンツを生成する可能性があるとの懸念が理由。同社とアプリ開発会社のやりとりで明らかになった。ただ、開発会社はアップルの判断に異議を唱えている。チャットボット(自動応答システム)「チャットGPT」のような言語生成AIツールの一般利用について懸念が広がっていることが浮き彫りになった。アップルは先週、電子メールアプリ「BlueMail(ブルーメール)」の更新を認めなかった。アプリに新しく搭載されたAI機能が不適切なコンテンツを表示する可能性があることを理由に挙げた。ブルーメールの開発元ブリックスの共同創業者ベン・ボラク氏、およびウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が閲覧した文書で分かった。