4位は丸紅で、平均年収は1469.3万円だった。21年版では13位だったが、今回は277.1万円も増えて、トップ5入りした。

 5位は、大手金融グループの持ち株会社である野村ホールディングス(HD)で、平均年収は1440.6万円。21年版では1414.6万円だったので、26万円減ってランキングも4位にダウンした。

 なお、注意したいのは、単体従業員数が187人と少ない点だ。経営の中枢をつかさどる少数精鋭部隊である持ち株会社の社員の平均年収は、グループ全体の水準よりも高くなる可能性がある。

 また、ランキング完全版では詳しく触れているが、掲載した1000社のうち、年収が1000万円を超えた企業は45社あった。業種別に集計すると、「卸売業」(商社が含まれる)と「情報・通信」がそれぞれ8社で最も多かった。次いで「電気機器」と「医薬品」がそれぞれ5社、「不動産」が4社、「証券・商品先物」と「建設」がそれぞれ3社だった。「食料品」「銀行」「保険」は2社ずつで、「機械」「電気・ガス」「サービス」がそれぞれ1社だった。

 ぜひ完全版もチェックしてほしい。

(ダイヤモンド編集部 山出暁子)

>>年収が高い会社ランキング2022最新版【従業員の平均年齢40代前半・1000社完全版】を読む