「Twitter」が距離と温度のまちまちを教えてくれた
ラジオと親和性が高い、とか。新しいラジオの楽しみ方が生まれた、とか。感想や意見が可視化されて楽しさを共有できる、とか。おまけにリスナー同士の横の繋がりができて時間も共有できる、とか。……確かに。このあたりはみんな言い尽くされてる。本当にそうだし。僕が夢中で深夜ラジオを聴いていたころにTwitterがあったら、呟かないまでもタイムラインを眺めながら聴いていたと思う。
僕らも人間なので、放送中リアルタイムでハッシュタグが盛り上がれば嬉しいし、意見があれば反省して糧にする。「おもしろかった」が励みになるし、批判があれば心が痛む。無論、大前提としてSNSでの発言は自由。責任が伴うと思うけど。誤解や勘違いに基づいた批判とか、やろうと思ってもできなかったこと、これからやろうとしていることを先に呟かれてしまうときは「う~む……」ってなる。
一般的にラジオは“距離が近いメディア”と言われるけど、Twitterを見る限り、ヘビーもライトも、ニアもファーも、いろんな“距離”と“熱量”で聴いているリスナーがいるってことがわかる。そして、Twitterをやっていても呟いていないリスナー、Twitterすらやっていないリスナーもその向こう側に必ずいる。
「Podcast」がラジオリスナーを増やしてくれた
ここ数年、再燃していると言われているPodcast(ホントに?って思うけど……)。そんなPodcastをJUNKは2006年ごろから始めた。今と同じく録りおろしのアフタートークや本放送のダイジェスト版を配信した。このころ、「PodcastがきっかけでJUNKを聴き始めました!」と言ってくれる人が身の周りに急増した。配信だと著作権の関係で既存の曲やBGMはない。当初、ほんのちょっぴり寂しい気もした。曲やBGMも番組を楽しんでもらうための大切な要素だと思っていたので。いつでも好きなときに聴けるっていう利便性がユーザーにとって上回っているのは確か。だから聴いてくれるということが一番。どんな形であれ、ラジオで働く人間にとって「聴いてます!」が、どれだけ励みになるか。
ラジオをよく聴いてくれているリスナーはみんな耳にしていると思うけど、ラジオは他のメディアと比べてギャラが安い。だけど、いくらギャラが安くても地上波のラジオ番組を持つことはなかなか狭き門。ところがPodcastやネットラジオや配信アプリの登場で、誰でも“ラジオ”を始められるようになった。しかも内容をマスに向ける必要がないので、専門的な話題、ニッチなターゲットで充分成立する。むしろその方が人気を得ているように感じる。







