ゴルフが沸騰している。新型コロナウイルス禍が転機となり、ゴルフ場は予約が取れないほど活況を呈している。今回のゴルフブームは本物か。特集『ビジネスに効く! 最強のゴルフ 王者のテニス』(全18回)の#1では、4つの根拠を基に昨今のゴルフ人気を読み解いていく。(ダイヤモンド編集部 堀内 亮)
新型コロナ禍転機に人気復活
来場者数は2000年以降で最多
ゴルフが熱い。新型コロナウイルスの感染拡大で「3密」を避けられるゴルフが注目を浴び、人気が復活した。2021年の緊急事態宣言下でゴルフ練習場に足を運んでいた初心者が、ゴルフの爽快感に魅了され、次々とラウンドデビューを果たしている。
今回のゴルフ人気の盛り上がりが本物である根拠の一つが、ゴルフ場に足を運ぶ人の増加である。
経済産業省の特定サービス産業動態統計調査によると、21年のゴルフ場来場者数は、前年に比べ100万人以上増え1000万人を突破した。
22年もその勢いは止まらず1053万人を記録し、2000年以降で過去最多となった。ニューカマーの増加で、ゴルフ場の予約が取りにくくなるような事態も生じている。