ソフトバンクGのIT株投資は
バフェット氏の“極意”と真逆
「投資をするタイミングがバフェット氏の極意と真逆」で、不気味なのです。ソフトバンクGは「IT株が急騰している時期」に莫大な投資を行いました。コロナ禍でアメリカの連邦準備制度理事会(FRB)が緊急措置で量的緩和を打ち出し、リモート勤務など社会が急速にDX化する流れと相まったタイミングにです。
一方で、「IT株が急落した時期」に投資を事実上ストップしています。世界経済がインフレとなり、FRBが利上げに転換したタイミングです。
そしてChatGPTが出現し、新たなAI投資が盛んになったこの半年は、先の後藤CFOの言葉を借りると「恐る恐る」です。合計2.3兆円しか投資していません。
なぜ、この話が気になるのか。私は、「過熱したIT株市場のピークが近い」と予測しているからです。
投資の分野にはなりますが、未来予測専門の経済評論家として理由をお話ししたいと思います。