ごく普通の会社員が「1億円以上の資産」を投資でつくれたシンプルな理由写真はイメージです Photo:PIXTA

ごく普通の会社員が「1億円以上の資産」を投資でつくる――。そんなウマい話があるのか?と思うかもしれないが、これは別にウマい話でも何でもない。実際に投資で成功し資産を築いた人はみんな、「シンプルな行動」をとっている。これには専門的な知識の有無は関係ないのだ。

「相場は既に高値」と考える人が多い時ほど
株価はまだピークではない

 株価の動きが好調である。日経平均は6月に3万3000円台に乗った後は当面もみ合いが続いているものの、年初からだと30%以上上昇している。米国も代表的な指数であるS&P500は日本ほどではないものの、18%上昇している。金利の上昇に加えて景気後退のリスクが叫ばれる中で、順調な動きを示している。

 ところが中には、「この株価上昇はバブルだ」という人もいる。

 以前にも一度述べたことがあるが、「株はもうバブルだ」とか「そろそろ下がるかもしれない」と言う人が多くいる時は決してバブルではないし、さらにそこから上がることが多い。株が上がるのは買う人が多いからではない。株価というのは常に買い手と売り手の数量が一致しないと値段はつかないのだから、別に買い手が多いから上がるということではないのだ。

 では、どういう場合に株が上がるのか。