【精神科医が教える】
自己肯定感を高める1つの裏技

誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』（ダイヤモンド社）だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。Voicy「精神科医Tomyきょうのひとこと」の“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる！

他人を褒めてみよう

自己肯定感を高めたいと思ったら、自分の自己肯定感を高めようとするのではなく、まずは他人の自己肯定感を高めようとしてみてください。

周りの人のいいところ見つけて褒めたり、感心したりして、他人を肯定する。周りの人の優れたところに意識を向けて、肯定するのです。

心の中で思うだけでもいいのですが、できれば口に出して褒めてください。褒められると誰でも嬉しいものです。自然とアナタの周りに人が集まりやすくなってくるでしょう。

好循環を自ら生み出す

アナタに肯定された人は、アナタのことも肯定してくれるはずです。すると、自分の自己肯定感も高まる。そういう好循環を自らがつくり出すわけです。

そもそも自己肯定感を高めたいなんて考えているときは、“頭がお暇”な状態なんです。他人を肯定することによって、頭がお暇な状態を切り替えられます。

そして、アナタに肯定された周りの人が、アナタのことも自然と肯定したくなるという、ウィン-ウィンのいいスパイラルができるわけです。

他人の長所が自分の目標になる

また、他人のすごいと思うところを真似たいという気持ちは、けっこう大事です。

他人の優れた点を見つけ出すことが、自分の目標を見つけ出すことにつながるという面もあるので、他人を肯定するというのはいいことずくめなんです。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』（ダイヤモンド社）の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。