脂質異常症の人におすすめする、コンビニ食の選び方

 脂質異常症と診断された人は、油を摂取しすぎないように気を付ける必要があります。コンビニには、揚げ物や油っこい商品も多くあります。同じ脂なら、肉よりも魚の脂を取ることで、中性脂肪の低下につながります。

 また、菓子パンを主食にしがちな人は、栄養バランスが崩れやすくなります。単品で住ませずに、しっかりと主食、主菜、副菜をそろえた食事を意識していきましょう。

【組み合わせ事例】
・納豆巻き+昆布のおにぎり+サバの塩焼き+海藻サラダ
 サバには、DHAやEPAなど身体に良い脂が豊富に含まれています。脂質異常症の人は1日に1回は魚を取り入れたいので、惣菜の焼き魚、煮魚を活用しましょう。海藻はコレステロールの低下につながる食物繊維を多く含んでいるため、海藻サラダやもずく、めかぶなどはおすすめです。

・全粒粉パンにサラダフィッシュ(サーモン)を挟む+野菜サラダ+もずくスープ
 最近コンビニで見かけるサラダフィッシュは、魚が手軽に取れます。そのまま食べても良いですし、パンに挟んだり、サラダのトッピングにも使えたりととても便利です。全粒粉パンは食物繊維が多く含まれているので、全粒粉パンにサラダフィッシュを挟んで食べれば、中性脂肪やコレステロールの低下につながります。野菜サラダやもずくスープを組み合わせれば、さらに食物繊維が摂取できます。

参考記事:健康診断で「中性脂肪が高いです」、結果表の見方と5つの数値改善ポイント

 コンビニ食も選び方次第で、疾病をお持ちの方にも活用できます。成分表示をチェックする習慣を付けて、上手に活用していきましょう。次回は腎臓病、透析、痛風をお持ちの方のコンビニ食の選び方をお伝えします。