フェイスブックを運営する米メタ・プラットフォームズは、メタバースを未来的なものとして描いたこれまでの広告キャンペーンを刷新している。仮想現実(VR)をリアルで現代的なだけでなく、ありきたりな技術としても描く内容に変更した。「The Impact is Real」と名付けられたキャンペーンの動画では、溶接工がバーチャルな金属で溶接の練習をし、医師がバーチャルな眼球で手術のリハーサルをする様子などが描かれている。メタはテレビやポッドキャスト、電子メールのニュースレター、そして印刷物を通じて欧米で今回のキャンペーンを展開する予定。リアリティーラボ部門の政策を統括するバイスプレジデントのロブ・シャーマン氏は、VRや拡張現実(AR)の利用を考えたことのないさまざまな分野のソフトウエア開発者の興味をそそると期待していると述べた。