ヒヴァでは観光地に入るのに毎度毎度チケットを買う必要はありません。まずパルヴァン・ダルヴァザ内のチケット窓口か、オタ・ダルヴァザ(西門)出口近くにある窓口で共通入場券を購入。以前はイチャン・カラに入るだけでも料金が発生し、入場のみ有効なエコノミー券と、建築物に入場可能な普通券・VIP券の3種類のチケットがあったそうですが、現在は15万スムの共通入場券しか販売しておらず(ウズベキスタン在住者はアクレディテーションカードの提示で半額に)、これがあれば一部を除いてだいたいの見どころに入ることができます。またイチャン・カラ自体には無料で入れるようになっており、パルヴァン・ダルヴァザとオタ・ダルヴァザの他バフチャ・ダルヴァザ(北門)とタシュ・ダルヴァザ(南門)といった入口もあります。

ウズベキスタン初の世界遺産「ヒヴァ」観光モデルプラン紹介!イスラム建築&グルメを満喫駅から歩いてくるとたどり着くパルヴァン・ダルヴァザ(東門)。門の脇にパンチングマシーンがあるのはウズベキスタンならではの光景!?
ウズベキスタン初の世界遺産「ヒヴァ」観光モデルプラン紹介!イスラム建築&グルメを満喫イチャンカラ内の簡単な地図もチケットとともに渡してくれる

 見どころはパルヴァン・ダルヴァザとオタ・ダルヴァザを結ぶ東西のメインストリート、パルヴァン・コリ通りとその周囲に集中しています。オタ・ダルヴァザから入ると、すぐ右手に見えるのがヒヴァのシンボルのカルタ・ミノル。1852年に着工したミナレットで、本来ならヒヴァで最も高い塔になるはずだったものの途中で工事が中断してしまい、真っ二つにスパッと切られたような形になってしまいました。

 左手の小道に折れると、17世紀に建てられたハン(王)の宮殿クフナ・アルクが現れます。かつて王や妻、家来たちが使用していたであろう部屋はホラズム地方の歴史や自然に関するミニ博物館となっています。また中庭には、中央アジアの建築スタイルのアイヴァン様式で建てられた「夏のモスク」が建っています。

 このクフナ・アルクでの一番の必見スポットは、急な階段を登るとたどり着くアクシェイフ・ババの見張り台。イチャン・カラ全体が収まる絶景が眼下に広がります。カルタ・ミノル、ジュマ・モスクのミナレットとイスラーム・ホジャ・ミナレットと3本のミナレットが立っている眺めは、ヒヴァへ来た!という実感が一気に湧いてくる大パノラマです。

ウズベキスタン初の世界遺産「ヒヴァ」観光モデルプラン紹介!イスラム建築&グルメを満喫