ウズベキスタン初の世界遺産「ヒヴァ」観光モデルプラン紹介!イスラム建築&グルメを満喫写真提供:地球の歩き方書籍編集部

海外旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、今回紹介する記事は「ウズベキスタン初の世界遺産「ヒヴァ」観光モデルプラン紹介!イスラム建築&グルメを満喫」です。世界遺産都市ヒヴァと貴重なイスラム建築が集まる旧市街イチャンカラは、短時間で効率よく散策ができます。空路や鉄道での簡単なアクセス方法と、ヒヴァの町を味わい尽くすモデルプランをご紹介します。(文・写真/伊藤卓巳)

 サマルカンドやブハラと並ぶ、ウズベキスタンを訪れる旅行者に人気の世界遺産都市ヒヴァ(ヒワまたはヒバとも表記)。中央アジアの大河アムダリヤとペルシャとの間に広がるカラクム砂漠の北に位置し、ブハラ同様古代より砂漠の出入り口として発展したオアシス都市でした。16世紀初めからはこの地に築かれた王国ヒヴァ・ハン国の首都として繁栄。高い城壁に囲まれたイチャン・カラと呼ばれる内城の旧市街には数々のモスクやメドレセ(神学校)などのイスラム建築がひしめき、1990年ウズベキスタン初の世界遺産に登録されました。

 しかしこの町は立地がネック。ウズベキスタンの他の町とは広大なキジルクム砂漠で隔てられており、一般的なアクセスはタシケントからの空路、各都市からの夜行列車、砂漠を突っ切るブハラからの乗り合いタクシー、といったところ。しかし行程に余裕があるならぜひスケジュールに組み込んでほしい、旅する価値ある町なのです。

 ちなみに、ヒヴァの表記はKhivaとXivaの2種類ありますが、Khivaが英語表記でXivaがウズベク語表記。ウズベク語では英語でkhと表されるkとhの中間のような音をxと綴るのです。ゆえにXivaという表記を見かけても、クシヴァなどと読まないようご注意ください。

ウズベキスタン初の世界遺産「ヒヴァ」観光モデルプラン紹介!イスラム建築&グルメを満喫ヒヴァを象徴する鮮やかな青のミナレット、カルタ・ミノル。周囲の土産屋ではこの地方独特の毛皮の帽子チョギルマが売られている