【精神科医が教える】
返答がない、約束を忘れる、遅刻する…ゆるい相手に振り回されないたった1つの解決策

誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』（ダイヤモンド社）だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。Voicy「精神科医Tomyきょうのひとこと」の“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる！

ゆるい相手に振り回されない策

仕事で微妙な相手と組んでしまうことがありますよね。

その相手に連絡をしても返事がないとか、約束したことを忘れているとか、遅刻をしてくるとか、こちらからすると失礼な場面が生じることもあります。

明らかに相手のほうが悪いとき、「なんかありましたか」「体調でも悪いんですか」「気にしないでくださいね」なんて、なんとなく助け舟を出しがちですが、それはいらない優しさです。

発展性のないことをしない

相手との関係性が気まずくなったり、疎遠になったりすることを回避するために、つい本能的にフォローしたくなるんです。

しかし、よかれと思ってそういう優しい言葉をかけてしまうと、相手に言い訳をする余地を与えて、甘やかして終わることになります。

言い訳をされても、発展性のないことがほとんどで、状況は改善されないばかりか、悪化する方向にさえ働いてしまいます。

甘やかされて放置された結果

つまり、同じことを繰り返さないようになるわけではなく、恐らく態度は変わらないということ。

だから、失礼なことをされた相手にはフォローする必要はない、むしろフォローしてはいけないのです。

そういう相手は、これまで同じようなことを繰り返しては、フォローされてきて甘やかされ、改善されずに今に至っている可能性が高いです。

失礼な相手への助け舟はマイナス効果

仕事に支障が生じるのであれば、相手に確認を入れてもいいけれど、優しくする必要はない。

そうすることによって、よい方向に好転することは、ほとんどないですし、相手にとってもマイナスです。

こちらから連絡をして相手のターンになったら、こちらから助け船を出す必要は全然ないです。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』（ダイヤモンド社）の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。