2022年度国内における
フィッシング報告件数
ここ数年、フィッシングが新たな社会問題になっている。
フィッシングとは、実在する組織とそっくりな偽サイト(フィッシングサイト)へ利用者を誘導し、アカウントIDやパスワード、クレジットカード番号などを詐取する行為だ。偽サイトへ誘導する手口は電子メールのリンクが一般的で、よほどURLを慎重に確認しない限り本物と区別ができない。
「情報セキュリティ白書」によれば、昨年度の国内におけるフィッシング件数は96万1595件に上った。5年前の約1万件と比べると、驚異的なペースで増えていることが分かるだろう。フィッシングサイト件数を見ても、昨年度は30万8326件と前年度の約3.5倍、5年前の約40倍にもなる。