中国の消費者はしばらく財布のひもを締めていた。小売売上高データによると、7-9月期には消費が緩やかに回復したようだが、美容関連企業の株価からは違う景色が見えてくる。  中国経済の底打ちを願う投資家は、冷や水を浴びせられた気分だろう。  足元で不振が目立つ美容関連株は、「SHISEIDO」、「クレ・ド・ポー ボーテ」、「イプサ」などの化粧品ブランドを展開している資生堂だ。同社の株価は13日に14%安と、制限値幅の下限まで落ちた。ファクトセットによると、これは1日の下げ幅としてはここ30年余りで最大。