「Twitter Shops」のイメージ
「Twitter Shops」のイメージ Twitterのプレスリリースより

Twitter Shopsは現在、米国のiPhone版でのみ提供。通信大手のVerizonやフードデリバリーサービスの「All I Do Is Cook」が利用している。正式版のリリース予定や、日本での展開については明言していないが、Twitterのプロダクトマネージャー、ジャスティン・ホアング氏は公式ブログで「Twitter上でのショッピングを可能な限り優れた体験にしてみせます。ご期待ください」とつづっている。

Twitterは2021年11月にもライブショッピング機能「Live Shopping」を発表していたが、企業やクリエイターにより「モノを売る場」として大いに活用される競合SNSのTikTokやInstagramと比較して機能が揃っていないため、Twitter上での売買のやりとりは活発ではない。

Twitterが掲げる指標であるmDAU(Monetizable Daily Active Users:収益化可能なデイリーアクティブユーザー数)は現在2億1700万人規模だが、同社では2023年までに3億1500万人規模にまで増やすことを目指している。ショッピング機能の拡充は、mDAUの急拡大を目指すTwitterにとって、大きな一手と言えるだろう。

ポッドキャストの拡充を目指すSpotify、子供・家族向けコンテンツに注力

移動中や作業中に気軽に聞けることから、海外を中心に人気を博す音声コンテンツのポッドキャスト。AppleやAmazonのほか、世界最大規模のストリーミングサービスSpotifyも近年、コンテンツの拡充に注力している。

Spotifyは2019年、最大で5億ドル(約580億円)もの資金を投じて、ポッドキャスト制作・配信を手掛けるメディアの「Gimlet」、そしてポッドキャスト制作プラットフォームのAnchorを買収。米新聞社「The New York Times」によると、2020年には2億ドル(約230億円)以上をつぎ込んで、コメディアンのジョー・ローガン氏によるポッドキャスト「The Joe Rogan Experience」との独占契約を交わした。

Spotify上では2021年、120万件もの新たなポッドキャストエピソードが配信され、ユーザー数の底上げに貢献した。そしてさらなるコンテンツ拡充を視野に、同社は3月8日、音声クリエイターの育成プログラム「Sound Up」において、子供や家族向けのコンテンツ制作を目指す配信者の支援を強化すると明かした