狂乱バブル ホテル大戦争#7Photo:Andrii Yalanskyi/gettyimages

ホテルの重要な経営指標が平均客室単価である。ダイヤモンド編集部は、「月刊HOTERES(ホテレス)」(旧「週刊ホテルレストラン」)のデータを基に、2022年度に「客室単価」が高かったホテルのランキングを作成した。対象は、客室200室以下の中規模以下の60ホテル。特集『狂乱バブル ホテル大戦争』の#7では、客室単価ランキングを公開する。5位にホテル雅叙園東京、4位にザ・リッツ・カールトン沖縄が入った。トップ3は?(ダイヤモンド編集部副編集長 名古屋和希)

インバウンドでホテルの客室単価が上昇
200室以下のホテルの客室単価ランキング

 歴史的な円安を追い風とするインバウンド(訪日外国人観光客)の激増で、ホテル業界が活況を呈している。ホテルの重要な経営指標である平均客室単価も上昇が続いている。

 では、主要ホテルの客室単価はどのぐらいの水準なのか。ダイヤモンド編集部は、「月刊 HOTERES(ホテレス)」(旧「週刊ホテルレストラン」)が集計した2022年度のデータを基に、「客室単価」が高いホテルランキングを作成した。

 客室単価は、年間客室売上高を、総販売可能客室数に客室稼働率を乗じた数値で除すことで算出。客室売上高は、客室のみの売上高でサービス料などは含んでいない。

 22年度は新型コロナウイルス禍による入国制限が10月に撤廃され、インバウンドの影響が客室単価に反映され始めた年でもある。コロナ禍で大打撃を受けた後の各ホテルの客室単価の回復の動向もうかがえる。

 本特集#3『ホテル「客室単価」ランキング【トップ56・客室201室以上】7位ホテルニューオータニ、2位The Okura Tokyo、1位は?』では、客室201室以上の中規模以上のホテルのランキングを公開した。

 今回は客室200室以下の中規模以下の60ホテルを対象とした。次ページで、客室単価ランキングを公開する。ホテル雅叙園東京が5位となったほか、ザ・リッツ・カールトン沖縄が4位だった。