OniGOのカギを握る配送スタッフ。ギグワーカーではなく、アルバイトとして雇用している
OniGOのカギを握る配送スタッフ。ギグワーカーではなく、アルバイトとして雇用している

資金調達で体制強化、年内に東京23区でのサービス提供目指す

米GopuffやトルコのGetir、ドイツのGorillasやFlinkなど、世界ではすでにいくつものユニコーンが生まれているQコマースの領域。日本でも冒頭で触れたZホールディングスのほか、グローバル企業から国内発のスタートアップまでプレーヤーが徐々に増えてきた。

ユーザーから見れば似たようなサービスに思えるものもあるが、細かいUI/UXなどによって使い勝手は大きく変わってくるというのが梅下氏の見立て。そのために自社ですべてのシステムをフルスクラッチで開発してきた。

今後は買い物のデータに基づいたサジェストの仕組みなども含めて、ユーザー体験を磨いていく計画。そのために今回調達した資金を用いて組織の強化を進めていく。また調達した資金は新規拠点の開設にも投資をしていく方針。まずは年内で東京23区をカバーする体制の構築を目指すという。