「Yay!はメタバースの本命」と話す石濵氏
「Yay!はメタバースの本命」と話す石濵氏

バーチャルワールド×暗号資産領域で存在感のあるサービスへ

ナナメウエでは今回調達した資金を活用して組織体制の強化やサービスの機能開発、マーケティングやセキュリティ面への投資を進めていく方針だ。

特に以前から力を入れてきたセキュリティ面については、さまざまなユーザーが安心して利用できるバーチャル空間を作る上で今まで以上に重要になる。

以前から​​年齢確認を必須とした上で年が離れたユーザーとのコミュニケーションを制限してきたほか、ユーザーの許諾を得てサービス内で送信された画像をAIでチェックし、適切ではない画像を検知した場合にはアカウントを凍結するといった対応もしてきた。

またAIと人を組み合わせたコンテンツ監視体制をさらに強化することで、より効率的にモニタリングができる仕組みを整える計画だ。元警視総監の樋口建史氏を社外取締役として招くなど、ガバナンス面の強化も進めている。

「会社としてはバーチャルワールド×暗号資産の領域において存在感を発揮できるようなサービスを作っていきたいと思っています。Yay!という既存のアセットを生かしながら、暗号資産の大きな波に乗っていきたい。目標としては今冬を目処にIEO(Initial Exchange Offering)での上場も目指します」(石濵氏)