HEROZ時代に開発リーダーを務めた将棋AI「Ponanza(ポナンザ)」は、世界で初めてプロ棋士に勝利したことで一躍、有名になった。

そうしたAI技術を活用し、完全自動運転のEV(電気自動車)の実現を目指して立ち上がったのがTURINGである。同社は、ディープラーニング(深層学習)を活用した映像認識AIを開発し、自動車のフロントガラスの内側から撮影した映像を学習させることで、アクセルやブレーキ、ハンドルの操作を判断できるようにする。

現在、自動運転AIアルゴリズムの開発および走行実験・走行データ取得に取り組んでいるTURINGは人員拡大と社内体制構築を目的に、ANRI、グローバル・ブレイン、DIMENSION、HEROZから総額10億円の資金調達を実施したことを7月13日に発表した。今後、自動運転システム搭載の車両開発を加速させていく予定だという。

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シェアサロン「SALOWIN」を展開するサロウィンは7月14日、ニッセイ・キャピタルを引受先とした第三者割当増資によって、5億円の資金調達を実施したことを発表した。

UPSIDER、国内メガバンク系VC3社から資金調達を実施

法人カード「UPSIDER」を提供するUPSIDERは7月13日、みずほキャピタル、SMBCベンチャーキャピタルによる資金調達を実施したことを発表した。金額は非公開。今回の発表によって、同社の既存株主である三菱UFJキャピタルも含め、国内メガバンク系VC3社からの資金調達が完了したことになる。

テンクー、総額7億円の資金調達を実施

ゲノム医療のためのトータルソリューションソフトウェア「Chrovis」を展開するテンクーは7月11日、スパークス・グループをリード投資家とし、ほか1社を含めた2社を引受先とする第三者割当増資によって総額7億円の資金調達を実施したことを発表した。

vivola、約1.2億円の資金調達を実施

不妊治療データ分析アプリ「cocoromi」などを展開するvivolaは7月11日、新規投資家としてKDDI Open Innovation Fund、みらい創造機構、GxPartners、既存投資家として、ANRI、ディープコアを引受先とする第三者割当増資によって、プレシリーズAラウンドで約1.2億円の資金調達を実施したことを発表した。