テクノロジーの活用によるバックオフィス業務の効率化が加速しているが、「請求書の処理」はまだまだ改善の余地が大きい領域だ。
多くの経理担当者は紙やPDFファイル、専用のツールなどさまざまなルートで送られてきた請求書を1つずつ確認し、仕訳登録や振り込みデータの作成を手入力で行う。受け取った請求書を紙のみで保管している場合には、後か参照したいと思っても探すだけで一苦労だ。
2011年設立のオートメーションラボでは、こうした請求書の受取から保管に至るまでの経理処理を効率化する「sweeep(スウィープ)」を提供している。同サービスでは独自開発したAI-OCR機能(文字認識技術)などを用いることで、請求書にまつわる定型業務を自動化。担当者の負担を削減する。
独自開発のOCR機能軸に、請求書の処理業務を効率化
sweeepはサービス上に登録した請求書の内容を解析し、自動で会計仕訳や振込データを作成してくれるプロダクトだ。
請求書の登録方法は取引先に専用画面からデータをアップロードしてもらう方法のほか、メールで送られてきたものを専用アドレスへ転送する形式や、郵送で受け取った紙の請求書をスキャナなどを使ってPDF化する形式にも対応。全ての請求書をsweeep上に集約しておくことでそれ以降の経理処理がスムーズになる。