既存の手洗い場所を活用し、公衆手洗いを推進

今回立ち上げたWELCOME WASH GINZAでは、公衆手洗いの推進に向けて以下の3つのアクションを行っていく。

1.公衆手洗いの新規設置と既存手洗い場所の開放
2.公衆手洗い場所のマップ化/サインの導入
3.衛生備品の設置/清掃などによる環境改善

WOSHをさまざまな場所に設置するだけでなく、店舗などにある既存手洗い場所を誰でも使えるように開放する。手洗い場所に困らないようにマップ化するだけでなく、どこに手洗い場所があるのかを分かりやすく表示するサインなども導入していく。さらに、ハンドソープなど衛生備品が切れないようにしたり清掃を行ったりすることで、「常に清潔を維持できるように改善していきます」(前田氏)という。

水道に依存しない、ポータブル手洗い機「WOSH」──まずは銀座から“公衆手洗い”を実現
銀座の「Ginza Sony Park」に設置されたWOSH。そのほか、銀座・有楽町地区に15カ所設置されるとのことだ。商業施設にある既存の手洗い場所を含めて、約100カ所でWELCOME WASH GINZAプロジェクトを推進していく Photo by 安蔵靖志

「一人ひとりが手を洗うことは、その人のためだけでなく、社会全体の健康にもつながっていきます。手洗いの増加は社会全体の健康、衛生につながると思いますし、それを通じて社会の公衆衛生の向上につながっていけば、街自体の価値、そこに行きたいという気持ちが高まるはずです。そうすると経済活動や事業活動も上がります。点ではなく線でつながっていくことで、公衆衛生と経済の活性化を両立していきたいです」(前田氏)

水道に依存しない、ポータブル手洗い機「WOSH」──まずは銀座から“公衆手洗い”を実現
画像提供:WOTA

また、発表会場にはタレントや女優、モデルとして活躍する傍ら、2010年から社会支援活動を開始し、2019年10月には一般社団法人「Think The DAY」を設立して代表理事を務める紗栄子さんも登壇した。

紗栄子さんは「これまで被災地や避難所に行って活動してきましたが、水の利用に関しては衛生面で疑問に思うことが多々ありました。公衆手洗い推進によって改めて手洗いの必要性の認識を高めていただきたいです。また、手洗いの費用対効果の高さ、必要性を再認識していただき、広がっていくことを願っています」と語った。