一方、主食などの糖質をたくさん含むものを食べれば、食後の血糖値が急上昇して、体内に脂肪がたまりやすくなります。以上のことから、高カロリーな食事より高糖質な食事のほうが太りやすいのは明らか。おつまみを選ぶときも、避けるべきは脂っこいものではなく糖質過多の食品です。

 脂質はアルコールの吸収速度を緩やかにするほか、飲酒で傷みがちな胃壁を胃酸から保護する効果もあります。さらに、鶏のからあげやいかフライといったおつまみは、アルコール代謝に必要なたんぱく質も豊富。逆に、ポテトサラダなどは一見ヘルシーですが、じゃがいものでんぷんには糖質がたっぷり。おつまみにするなら、断然たんばく質豊富なあげ物のほうが太りにくく健康的です。また、油脂類のなかでも中性脂肪の蓄積を抑えるオレイン酸を多く含むオリーブオイルがおすすめ。カルパッチョやアヒージョなどは最強のおつまみです。