写真もその場で紙ベースに

 これまで、自分で撮った写真の話は出てきませんでしたが、忘れていたわけではありません。自分で撮った写真はプリントしてから、資料として扱います。ただ、枚数が多い場合、よく撮れた写真を選ぶという作業は大変ですね。やっとこさ選んでもさらにプリントするものを選ばなくてはいけません。

 こういう事情もあって、僕は最近、旅行するときは、高性能な本命のカメラと、安物のサブカメラを持って、サブで撮った写真だけをプリントすることにしています。本命カメラは枚数を気にせず、スナップや風景を撮りまくります。同じものを納得するまで何枚も撮ったりします。

 対するサブカメラで撮るのは、誰でもカメラを取り出すようないわゆる撮影スポットでのいわゆる「ニコパチ写真」ですね。撮り直しはしません。だから、一日中歩いて、写真を撮りまくったら、本命=200枚、サブ=3枚というふうに極端な差がつきます。

見返して楽しい「旅・散歩ノート」は、<br />道中、何を記録すべきか?キャンプで撮った写真をコンビニで「割り付け印刷」して貼ったノート。

 本命の写真を吟味するのは家に帰って落ち着いてからにして、コンビニや家電量販店、駅ビルなどで、プリントできるところを見つけたら、サブのカメラのデータのうちまともに写っていたものだけをプリントします。サービス版は大きすぎるので、複数の写真を一枚に載せる「割り付け印刷」の機能があれば使います。こうすると、写真を選ぶ手間はほとんどゼロになります。

見返して楽しい「旅・散歩ノート」は、<br />道中、何を記録すべきか?PolaroidZ2300(左)と、Polaroid PoGo(右)。

 サブカメラは、日帰りの街歩きや散歩の場合、ほとんどスマートフォンを使います。ただ、遠出や旅行の場合は、そううまい具合にプリントできるところが見つからないので、「PolaroidZ2300」というプリンタ内蔵デジカメを持って行き、適宜、出力することにしています。

 これは名刺大のシールに撮ったデジカメ写真をプリントできるというポラロイド社のハイブリッドなモデルです。カメラ機能が付いていないプリンタの「Polaroid PoGo」という商品も販売されています。インスタントモバイルプリンターがあれば、知り合った人にその場で写真をあげたりできるので、コミュニケーション手段としても便利です。(最終回に続く)

見返して楽しい「旅・散歩ノート」は、<br />道中、何を記録すべきか?奥野氏の山歩きの記録。PolaroidZ2300のプリント用紙はシールになっているので、ノートに貼るのに便利。

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