「旅のノート」との異名を持つモレスキン。頑丈なノートはアウトドアでこそ真価を発揮する。旅先ではいか記録すればいいのか。モレスキンならではの上手な活用法を紹介する。
そもそも「旅」とは何か?
以前、理学博士の茂木健一郎さんが「旅とは何か?」というテーマで次のようなツイートをしていました。
モレスキンノートを日常的に使うようになると、ペンをクリーム色の紙の上に置けば自動的に思考が始まるような習慣ができ、平凡に思える日常の中から、多くの発見をすることもできるようになってくるでしょう。
しかし、そんな習慣もいつかは日常になり、自分の思考の仕方そのものに飽きがきてしまう日がくるかもしれません。そんな時、私たちはきっと、茂木さんの言う「何か」を追い求め始めるのではないでしょうか。
旅先で「何か」に出会えるか、あるいは、出会ったことに気付くことができるかは、出かけてみなければわかりません。ただ、もし、その「何か」に出会うことができたと感じた時、それを記録して持ち帰ることができるなら……。
私たちは、旅先で出会った「何か」を持ち帰る方法に、モレスキンノートを使ってみることをお薦めしたいと思います。
モレスキンノートは旅人によく似合う
モレスキンに「旅」というキーワードが深く関係しているのは、伝統的な黒いノートブックに「MOLESKINE」という名前を与えた、紀行作家のブルース・チャトウィンの存在が大きいでしょう。
モレスキンノートを開いた最初に必ずプリントされている「In case of loss, please return to … As a reward $…(このノートが紛失した場合、こちらへ返して下さい。お礼に○ドル差し上げます。)」という項目も、チャトウィンがかつて黒いノートにしていた習慣をそのまま採用したものなのです。
また、1980年代半ば、モレスキンノートの生産が一度中止になり、市場から数が減ってくると、チャトウィンはオーストラリアの旅準備のため、100冊のモレスキンノートを注文したといいます。モレスキンノートがチャトウィンにとっていかに旅の必需品であったかは、こういったエピソードからも伺うことができるでしょう。
さらに、モレスキンノートは、機能性においても旅のノートとして優れています。旅中、リュックサックの中で乱暴に扱われたとしても、硬い表紙が破れることはなく、ゴムバンドはノートの中身をしっかり守ってくれます。旅のお供として、信頼に足るノートなのです。