一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った新NISA入門

ネット証券5社すべてで、個別株や投信などの売買が行えるスマホアプリを提供しています。口座開設すれば誰でも無料で利用できます。スキマ時間に場所を選ばず売買できるうえ、銘柄の情報収集や検索、入出金などもできる便利なツールです。一方で、各社で機能や使い勝手は異なります。ザイの新NISA本の決定版『一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った新NISA入門』の中から、各アプリのおすすめポイントを紹介! 自分に合うものを見つけましょう。

【SBI証券】銘柄の検索機能が充実!
業績情報も豊富に掲載

一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った新NISA入門SBI証券の株アプリは日本株のみ。米国株や投資信託は別アプリが用意されています。つみたて投資枠は投信アプリで設定できます。
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 最初はSBI証券から。日本株、米国株、投信と商品別にアプリを用意しているのが特徴。ここでは日本株の「株 アプリ」を紹介します。

 まずオススメなのが検索機能です。条件を決めて銘柄を絞込むスクリーニングは、入力できる項目が豊富。キーワード検索も便利で、「トヨタ」と打てばトヨタ自動車のほかに、関連会社まで候補として表示されます。さらに、株主優待に特化した検索もあり、高い精度でほしい銘柄を見つけられます

 次に注目したいのが分析機能です。企業業績の好不調に加え、PER、PBRの変化がひと目で確認できるグラフを用意。ほかにも、適時開示や四季報なども見られ、投資に必要な情報に簡単にアクセスできます。

 また、SBI証券ならではのサービス「テーマキラー!」も。注目テーマの有望株10銘柄で組んだポートフォリオを参照でき、予算に沿って手軽に分散投資ができます。

【楽天証券】投資コンテンツが豊富!
簡単注文で初心者も安心 

一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った新NISA入門楽天証券のアプリは一見難しそうにみえますが、注文画面は初心者向けの「シンプル」モードも選べます。
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 次は楽天証券の「iSpeed」。ツール間の連携が優秀で、アプリでお気に入り登録した銘柄は、PCソフト「マーケットスピード」やウェブにも共有されます。

 そして、まず注目なのが、マーケット情報がみられる「TODAY」機能。マイページでは指標や銘柄情報、ニュースなど、表示したい内容を自由に決められます。また、「日経テレコン(楽天証券版)」が利用でき、日経新聞などを無料で読めます

 次は注文画面について。画面は「シンプル」「プロ」「かぶミニ」の3つを切替えられます。シンプルは選択項目が5つだけで、初心者にやさしいつくり。プロは特殊注文などが使え、かぶミニは1株投資用です。

【マネックス証券】取引できる商品が豊富!
売買専用アプリと連携も 

一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った新NISA入門マネックス証券のアプリは、1つのアプリで投資信託も株も注目できて便利です。
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 マネックス証券アプリは、これ1つで日米株や投資信託に加え、FXや先物なども取引できるオールマイティさがウリ。それゆえ、メニューの②の部分には多くの項目がありますが、①の「お気に入り」に登録することで使いたい機能にすぐ飛べます。

 また、日米株や指標、為替などを同一フォルダに登録できる「マーケット」機能も便利です。ページ移動なしで株価情報やメモが見られます。

 さらに、売買専用の別アプリも用意。日本株用の「マネックストレーダー株式 スマートフォン」は、四季報やチャート分析などが使えます。アプリの連携もでき、マネックス証券アプリから自動遷移して使えます。

【auカブコム証券】万人が使いやすいつくりで
検索から取引までスムーズ 

一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った新NISA入門auカブコム証券も1つのアプリで投資信託と株の両方が発注可能。万人に使いやすいつくりで検索から取引までスムーズです。
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 auカブコム証券アプリは、直感的に操作できるシンプルさがポイント。アプリで日米株、投資信託が売買でき、1つの検索フォームですべての商品を横断して探せます。「半導体」や「GAFAM」といったキーワードの入力だけで、関連する銘柄やテーマの候補を表示してくれます。また、日米株はテーマ検索、投信は条件を決めて絞込むことも可能です。

 資産管理もグラフを用いた見やすい画面構成。総資産や投資成績、現在のポートフォリオがパッと見で把握できます。

 そのほかにも、タイムライン機能には要注目。取引情報や経済指標に加え、登録した銘柄の決算情報や適時開示なども通知してくれます。

【松井証券】初心者も銘柄を探しやすい
決算の注目点も優しく解説

一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った新NISA入門松井証券のアプリは初心者も銘柄を探しやすく、決算の注目点も優しく解説。米国株と投資信託は別アプリです。
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 最後は松井証券。日本株、米国株、投資信託ごとにアプリを分けています。

 日本株アプリは、初心者も簡単に操作できるシンプルな設計です。スクリーニング条件も簡略化し、「規模が大きい(=時価総額5000億円以上)」「利回りが高い(=配当利回り3%以上)」などを選択する方式となっています。

 企業業績を見やすくまとめた「ビジュアル決算」もぜひ活用したい機能。各企業の総合評価を星の数で確認でき、難しいことが分からなくても良し悪しがひと目で判断できます。

 米国株アプリは新NISAで使えるようになりました。

※本稿は、ダイヤモンド・ザイ編集部編『一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った新NISA入門』(ダイヤモンド社)から再構成したものです。