アイスバスは毎日すべき?

 研究に裏打ちされた効果を得るには、週に数回の入浴で十分と言えますが、毎日アイスバスを10日間続けた結果、私はすっかり冷水派になりました。早朝6時前には鳥のさえずりを聞きながら、ジムでのセッションの後にはDOMs(遅発性筋肉痛)を前もって予防するために、多忙な日の半ばには午後への活力を与えるために、そしてオフィスでのミーティングに忙殺された日の終わりには、通勤の疲れを癒やすためになどなど…。

 ルミは中庭のその場所から私に話しかけ始め、ベッドにいる私を呼び、自宅のデスクにいる私をおだてているようです。そして私はそれにすぐに返事をします。なぜなら、アイスバスの習慣が私の指標上で利益をもたらしたからです。

 30日間で、WHOOP上で回復度が22 回(高スコアにあたる)グリーンを達成し、2カ月前と比べて平均で45分多く睡眠をとりました。 100%の睡眠スコアを記録したのは2019年以来2回目で、トレーニングからの回復も著しく向上しました。

 しかし数字以上に、毎日やったことによる精神的な後押しがあります。「アイスバスは間違いなく、完全に英雄になった気分になれる最小労力の方法である」と感じました。ジムまで車で行く必要もないし、仕事に邪魔されることもない。庭でできるし、思い立ってから出るまで10分もかからないのです。

 月の半ばになると、私は自分のやり方を完全にマスターしました。アドバイスとしては、入ってすぐに首まで浸かること。私は身長180cmでスリッパを履いていましたが、足を組まずにルミのアイスバスにすんなり入ることができました。アイスバス内ではあまり動いてはいけないのですが、 私のお尻はバネのように硬いので長時間じっとしても痛くならずラッキーでした。

ルミのアイスバスは価値ある投資か?

 私は何日か休みましたが、1カ月の間に25回アイスバスに入りました。ですが週に数回入るだけでも、私が使用したルミのベースモデルの価格からすれば回復力を高め、エネルギーを増大させ、不屈の精神を奮い立たせることができるという点で、非常に費用対効果の高いものと断言できます。75ポンド(約1万4000円)という価格は、マッサージガンよりもかなり手頃で間違いなくより楽しいものです。

 設置面積はマウンテンバイクの車輪の直径ほどで、ほとんどの屋外スペースにフィットするでしょう。ルミのインスタグラムを見ると、バスルームやシャワールームに置いている人もいます。ただし、私にとってそれは満足感を奪うことになりますが…。

 メンテナンスは最小限で済みます。入れる足を清潔に保ち、保温するためのフタと耐候性カバーを取り替える限り、ゴミが入ることはなさそうです。水は2~3週間ごとに交換する必要がありますが、エプソム塩(硫酸マグネシウム:欧米では多くのご家庭で愛用されている入浴剤)と塩素錠剤で透明度を保つことができます。しばらくの間保管しておきたい場合は、付属のトートバッグに収納できるので、しまっておくのも簡単です。