<必ず日付と曜日を記入する>
日付と曜日を記入することで、過去の振り返りがしやすくなります。
ある目標を立てたとしたら、目標を達成するのに要した期間、なぜ達成することができたのか、あるいはなぜ達成できなかったのかなど、みずから分析するときに役立ちます。
<(1)~(3)の順番どおりに書く>
「よくなかったこと」から書くのが重要です。イヤだったこと、つらかったこと、悲しかったことをぜんぶ吐き出してから「よかったこと」を書くことで、気持ちを前向きに切り替えるのです。
もし順番を逆にしてしまうと、「よくなかったこと」が記憶に刻まれてしまうので注意してください。
「よくなかったこともあったけど、よかったこともあった」と思うか、「よかったこともあったけど、よくなかったこともあった」と思うか。小さいようで、大きな違いなのです。
<ゆっくり丁寧に書く>
文字の乱れは自律神経の乱れにつながります。時間がないときほど、ゆっくり丁寧に書いてください。
4秒かけて鼻から吸い、8秒かけて口から吐く呼吸法をしながら書くのもおすすめです。
3行日記の習慣は、大切な一日が漫然と過ぎていくことを防ぎます。
日常のなかで「今日は何を日記に書こうかな」と意識するようになり、「今日はこれを書こう」と考えることで希望が見えてくるのです。
最後に一つ、大事なことをお伝えします。「明日の目標」に書いたことは自分との約束だと思って、天候や体調などのやむを得ない事情がないかぎり、必ず実行するようにしてください。
「面倒だから明日でいいや」と先延ばしにしていると、ワクワクする毎日はやってきません。
定年後は「毎日が日曜日」…
ダラダラ生活を避けるルーティンは
定年を迎えると「毎日が日曜日」になりがちです。ダラダラ、ゴロゴロしていると、「今日は何もしないで一日が終わってしまった」という日が続くことになりかねません。
そこで、3行日記の次にやってほしいのが、寝る前に翌日の流れをシミュレーションすることです。
3行日記とは違って、書き出す必要はありません。2~3分間、頭の中でざっと思い浮かべるだけでけっこうです。