朝、起きたらまず何をするか。午前中は何をしようか。出かける予定があるなら何を着ていこうか。人と会う約束があるならどんなことを話そうか。午後は何をしようか。夜は時間が空いているから好きな映画を1本観よう……。
こんなふうに一日の流れをイメージしておくのです。たったこれだけで、翌日の充実度は間違いなくアップします。
「今日は何もしないで一日が終わってしまった」ということが起こるのは、毎日の生活が行き当たりばったりだからです。
午前中は何をしようかと考えているうちにお昼になり、午後は何をしようかと考えているうちに夕方になる。「このままじゃマズい」と思って、とりあえず着替えてはみたものの何も思いつかず、コンビニエンスストアに行っただけで一日が終わる。
さらに問題なのは、ダラダラ過ごしたことを後悔し、イヤな気分で夜を迎えることです。イヤな気分で一日を終えると、それだけで睡眠の質が下がり、翌日のコンディションにも影響します。
もしダラダラしたいときは、前日のシミュレーションの時点で、「明日はダラダラしよう」と決めてください。
今日はたくさん動いたから、明日は昼まで寝ていようとか、午後はのんびりテレビを見ようとか、夕方からビールを飲もうとか、「ダラダラする一日」の計画を立てるのです。
そうすると、同じようにダラダラ過ごした一日でも、後悔することがありません。それどころか、計画どおりに過ごせたと達成感すらわいてきます。
無駄な時間を可視化して
有意義な人生を送る
アクティブに動くにせよ、ダラダラするにせよ、どちらにしても寝る前のシミュレーションが大切だということです。
もし余裕があれば、3行日記を書く前に、一日を振り返る時間をつくるとよいでしょう。
まず、3行日記とは別に、紙を1枚用意してください。そして、今日一日の流れを書き出してみるのです。
何時から何時までこれをした、何時から何時までどこへ行った、というように、できるだけ細かく書き出すようにしてください。