腰痛を予防する自重トレーニング5選、理学療法士が教える「効果的な姿勢と回数」【動画解説付き】Photo:PIXTA
*本記事はEsquireからの転載です。

 腰痛を克服するカギは、バランスよく筋力をつけることがひとつの解決案となります。そこで、そのトレーニング方法をご紹介しましょう

「腰への負担を軽減したい、できれば腰回りの筋力を強化したい」と思っている人は必見です。日々の生活の中で、腰痛ほどイライラするものはないでしょう。そのことを十二分に理解する「メンズヘルス」が、あなたを腰痛の苦しみから解放させるであろう…そしてさらに、腰痛改善が期待できるお手伝いをしましょう。

腸腰筋とは? 腰回りを鍛えるメリット

腸腰筋とは? 腰を鍛えるメリットPhoto:sumaki//Getty Images

腸腰筋(ちょうようきん)は…

1.  大腰筋(だいようきん)=脊柱(背骨)を安定させる働きを持つ。

2. 小腰筋(しょうようきん)=大腰筋の補助的な働きを担い、腰椎の筋肉で脊柱の屈曲の補助を行う。小腰筋は大腰筋の中にあります。

3. 腸骨筋(ちょうこつきん)=股関節の屈曲(わずかに外旋)、脊柱の屈曲を行います。大腰筋とはなり、背骨に付着していない筋肉。例えば歩くときは、太ももをやや外側にひねる働きをするため、脚を振り出すときに働く筋肉部位になります。

 上記の3つから構成される筋肉の総称で、腰から太ももの付け根にかけ、左右対称に付着しています。この腸腰筋を鍛えることによって身体を理想の姿勢へと導き、そのバランスをキープするよう働くので腰痛予防にも効果が期待できるというワケです。

理学療法士・プロトレーナー(C.S.C.S.)監修記事

「今回は腰痛予防を目指して、腰周りの筋肉を鍛えるトレーニングを紹介します」と、ニューヨークに拠点を置く理学療法クリニック『ビスポーク・トリートメント』の理学療法士であり、認定ストレングス & コンディショニングスペシャリスト(C.S.C.S.)の資格を持つダニエル・ジョルダーノ博士(DPT, PT, CSCS)が語ります。

 次からは、5つの各トレーニングの効果的なやり方を解説していきます。