「自己PRしてください」

●他とかぶってもかまわない

「自己PRしてください」も頻出です。

 時間が限られるため、よく「1分で自己PRしてください」と聞かれます。

 時間の指定がなくても、1分ぐらいは話してもOKです(字数にすると300字程度)。

 いろいろ伝えたくても、1分と指定されているのに3分は長すぎです。

 最初に自分の強みを、その後に理由やエピソードを添え、最後にまとめます。

 他の学生とのかぶりは意識しなくてOK。自己PRですから、ポジティブな内容ならどんなものでもかまいません。

 ただし、強みが確かに備わっていると面接官が納得できるレベルの説明が必要です。

「リーダーシップ」の裏付けが「3人しかいないゼミのグループ長」では、さすがに厳しい。思い込みによる自己申告レベルでは逆効果です。

「私は継続力に自信があります」と、最初に結論を述べます。その後、「小学校1年から始めた書道は今も続け、中学・高校では陸上部で中距離を走り、今もサークルで続けています」と、「強み」が培われた経験や事由を述べます。

 つらくて何度もやめようとした葛藤を乗り越えたエピソードなどを添え、強みが備わっていることを補強します。最後にこの強みを今後も伸ばしていきたい旨で締めます。

 多くの人が誇張するので、等身大のPRの方が面接官の心に届きます。この点を念頭に置いて回答案を準備してください。

【OK!】

「私の強みは献身的に行動できることです。

 これは中学から大学までの学生生活で重要な役職に就くことで培うことができました。

 中学・高校時代は生徒会の役員を務め、学校行事の円滑な運営に力を入れました。