「今、労働法ゼミに所属し、派遣法改正の歴史と非正規雇用の推移の関連性を研究しています(する予定です)」
この後1分程度で概要説明を付け足します。
集団面接では深掘りされないので、1話完結でまとめて話してください。就活開始時は、ゼミや研究室、研究・卒論テーマが未定というケースもあるので、予定や見通しでもかまいません。
【OK!】
「卒論は、『Z世代の価値観や他の世代との違いがもたらす様々な影響』を研究テーマとする予定です。一般的な定義によると我々もこの世代になりますが、我々が普通と思っていることも、先輩世代から見るとギャップがあるようで、そこを考察したいです。
特に、我々は生まれた時からインターネット環境が整備されたデジタルネイティブ世代で、SNSをフル活用し、社会問題や政治問題にも関心が高く、自分の価値観や個性を大事にする、という点が他世代との大きな違いと言われています。
こうした違いが、経済や社会にどのようなインパクトを与えているのかを、単なる統計データの取りまとめではなく、実際のインタビューによる情報収集等を交えて、まとめていきたいと思っています」
【NG!】「活動内容」ではなくテーマを
「毎回課題が出るので、グループで調べた内容を発表します」と、回答する人が多数います。
しかしそれはゼミや研究室の活動内容であり、質問とズレています。ここは自身の研究内容や専攻内容を聞かれています。
卒業研究、卒論のテーマが決まっていれば、それを伝えるのが最善です。長々と詳細までではなく、概要レベルにとどめておきましょう。
なお、前の人が専門用語を多用して「勉強しているアピール」をしても、釣られず平易な言葉でわかりやすく伝えます。
意図していなくても、嫌味に聞こえる場合もありますし、面接官に伝わらなければ逆効果だからです。