【NG!】「稚拙」を脱するには?
「私は御社の商品が大好きで、小さい頃からよく購入しています。特に『森の動物たち』はロングセラーで、飽きのこない味が魅力で、母親も大ファンで、リビングに常備しています。私もこういう魅力ある商品を企画して皆においしいと言ってもらいたいと思って志望しました」
「御社の若手社員が生き生きと働いていらっしゃる姿をホームページで拝見し、私もそうなりたいと思いました。
充実した福利厚生は就職先を選ぶ際に重視している点です。
育休を小学校入学まで取得できるのも魅力ですし、私は体を動かすのが好きなので、スポーツクラブの法人会員制度も利用できる御社で、ぜひ働きたいと考えました」
大好きだ、ファンだ、商品企画をやりたいの一辺倒だと稚拙すぎます。
「OK!」例のように、実体験に基づいて興味を持ったきっかけから、徐々に志望の想いが熟成されていくプロセスを語ってください。
働く上で、福利厚生が充実している点が魅力的なのは間違いありません。
ただ、それは副次的なものであるはずです。
その企業や仕事内容に注目して志望動機をつくらないと、納得感を得ることはできません。
「長所と短所を教えてください」
●長所と自己PRは違う
「長所と短所を」と、セットで聞かれることが多いです。聞かれた順どおり、長所を先に、短所を後に回答しましょう。
長所は、性格上の強みを述べます。自己PRは仕事で活かせるスキル・経験を述べますから、きちんと違いを理解して回答しましょう。
毎年、自己PRと長所で同じ回答をする人が後を絶ちませんが、差をつけることができます。
長所の回答に集中しすぎて短所を答えない人も、たまにいます。気をつけてください。
長所は、「粘り強い」「優しい」等、ポジティブなものなら何でもかまいません。
一方、短所は性格上の弱みを述べます。