【NG!】「それはチームの成果?」
大半の学生が「アルバイト、サークル、ボランティア、学業面」のどれかを話すでしょう。差別化の意味でも、「どのように頑張り、何を得たか」にポイントを置いてください。
くり返しになりますが、「1部リーグで上位入賞した」といった団体競技サークルの好成績や、「アルバイト先の居酒屋の売り上げが130%アップした」といった成果を、すべて自分の力のように話す人が多いため、つい釣られて話を盛ってしまう人がいます。
しかしこれは逆効果。
たった一人の力で成せるものではないことは、面接官はお見通しです。
等身大の自分の頑張りや努力を述べる方が、評価につながります。
「志望動機を述べてください」
●かぶっても堂々と!
まずここは、応募企業に興味を持ったきっかけや企業研究、会社説明会等で得た情報を織り交ぜて、1分くらいのボリュームで端的に伝えましょう。
「御社が第1志望です」といった志望度の高さアピールは、後の個別面接で伝えるやり方をおすすめします。
まだ志望が十分に固まっていない状況で集団面接に参加するケースも実際多いし、時間の関係もあるからです。
なお、就活生が志望動機を作る情報源は、ホームページや会社説明会・セミナー、参加したインターシップ等、似たようなところになります。前の人が似た話をしても、かぶることを恐れず、堂々と伝えてください。
【OK!】
「私は大学入学時から今まで、コンビニでアルバイトをしているのですが、お店で扱う商品の大半が、時期や気候などの要素によって売れ方が大きく変わります。
でも、なぜか御社の商品だけはほとんど変動せず売れ続けるんです。なぜ? と思ったのが、御社に興味を持ったきっかけです。
先日、御社の会社説明会に参加させていただきましたが、社員の皆さんの『魅力的な商品を作る』という真剣な想いを強く感じました。
さらに、『10年後を見据えたプロジェクトが既に始動している』という話を聞き、御社の商品が売れ続ける理由が、なんとなくわかったような気がしています。
今は、『興味がある』だけではありません。御社で、皆さんと一緒に魅力的な商品を作っていきたい。そんな思いでいっぱいです」