今の人生に満足してなければ、自分で大きく舵を切らないと変わらないのです。
大きく舵を切る一つの方法、それは「仕事を辞める」です。
僕も自分の人生を俯瞰で見て、時折自分で大きく舵を切りながら、周りの人に沢山支えられて、運良くおもしろく生きてこられたなと思っています。
が、ここ5年ほどの自分の人生を俯瞰で見た時に「あまりおもしろくないな」と思ってしまったんです。
テレビというものが大きく変化してきているこの5年。自分は放送作家として、テレビ番組だけでなく、さまざまなものを作らせていただいてます。
2023年のクリスマスシーズンはスターバックスさんと全店舗に置く絵本を作るという今までやったことのない仕事にも挑ませていただきました。
自分が企画したNetflixのドラマもかなりおもしろくなっていますし、作り手としてはとても幸せです。
幸せなんですが、自分の人生を俯瞰で見た時に、自分が自分の生き方にワクワクしていない。
これまでの生き方と比べると「おもしろく生きてないな」と思ってしまったのです。
ふと、それに気づいたといいますか。自分の生き方が作品だとすると、おもしろい作品になってないんじゃないかと思っているんです。
なので、自分の人生の舵を大きく切るために「今の仕事を辞める」ということを考えたのです。
「仕事を辞める」ことで
起きるプラスを考える
大事なのは、「仕事を辞めた後に、次、何をしたいか」を先に考えるのではなく、「今の仕事を辞める」ということについて考えてみること。
この時大切なのは、失うものを最初に考えないこと。
収入がなくなるとか。
生活が変わってしまうとか。
毎日会う仲間がいなくなるとか。
失うもの。辞めることによって起きるかもしれないネガティブな変化を先に考えてしまうと、辞めた先の「プラス」に思考がいかなくなるからです。
まず「辞める」ことによって起きるプラスを考えましょう。
どんなプラスがあるか?
うちの妻が妊活休業で仕事を休んだ後に言ってたことで、すごく記憶に残ってる言葉があります。
仕事ですごく嫌いな人がいたら、避けることは出来るが、ちょっと嫌いな人って、まあまあいますよね。それって、もう相性の問題だと思うんですが、妻が「ちょっと嫌いな人、ちょっと苦手な人に毎週会うことって、結構ストレスだったんだ」と言っていました。