雪が降ったら、家を飛び出して「雪サウナ」へ
実はデンマークでは雪がなかなか降らず、雨の日が多い。まれに雪が降ると、多くのデンマーク人は貴重な雪を楽しむために家から飛び出していく。内陸部では海岸線より雪が降りやすく、その雪も軽くてサラサラなことが多い。
そんな貴重なサラサラ雪を存分に楽しむために、キャンプ場や家の近くに整備された小型サウナで体を温め、雪に飛び込むサウナ好きも多い。貴重な雪を最大限楽しめる雪サウナ。サウナの後に雪に飛び込み、その後に部屋で暖かいコーヒーを飲むのもサウナヒュッゲの楽しみ方の一つだ。
水泳施設、ジムにある公共サウナ
リフレッシュや心身の回復のためにサウナを利用するデンマークの人々。運動やアウトドアアクティビティの後に体を癒すため、水泳施設やジムにはサウナが備えられていることが多い。スポーツ施設に備えられているサウナも男女混浴なので、スポーツウエアと一緒に水着を持参して行く。思いっきり体を動かした後は、汗と一緒に疲れを流して、血行を良くして筋肉を休めてリフレッシュする。この場合、疲労回復・リフレッシュを目的にサウナを利用するので水風呂がないことが多く、汗を流したらサッとシャワーを浴びて家路に着く。
ハイキングやキャンプの後に公共サウナに行く人も多く、このアウトドアアクティビティとサウナの関係性は、日本の温泉文化に近いものを感じる。