ここ数年、熱狂的なサウナブームが続き、若者や中高年女性など、幅広い世代にまですそ野が広がっています。しかし、サウナ愛好家の間でも、「結局、どうやって入るのが正解なのかわからない」「『ととのう』ってどんな状態なんだろう」と疑問を持っている人も少なくありません。
そこで今回は、最新データに基づいて科学的に正しい入り方を解説し、「ととのうための必携書」「めちゃくちゃわかりやすい」と話題を呼んでいる新刊『究極にととのう サウナ大全』の著者・加藤容崇先生(日本サウナ学会代表理事・慶應義塾大学医学部特任助教)にご登壇いただいた、本書刊行記念セミナー(ダイヤモンド社「The Salon」主催)で寄せられた質問への、加藤氏の回答を公開します。(構成/根本隼)

【いまさら聞けない】サウナ室の上段と下段。どっちから座るのが正解?Photo:Adobe Stock

Q. 「ととのう」コツを教えてください

読者からの質問① 「ととのう」というのがどんな感覚か、何度トライしてもよくわかりません。コツやポイントを教えてください。

加藤容崇(以下、加藤) 圧倒的に大事なポイントが1つあります。それは、「ととのうコツ」を知っている人と一緒にサウナに行くことです。

 初心者のうちは、どんな状態が「ととのう」なのかわかりませんし、実はととのっているのに、認識できていないということもしばしばあります。

 なので、上級者と一緒にサウナに行って、「これがととのっている状態だよ」と教えてもらうのがすごく効果的です。それを何回か重ねていくうちに、自分流の「ととのう」が感覚的にわかるようになります。

 ぜひ、サウナ好きの人に伝授してもらいましょう。

Q. サウナに長時間入れません

読者からの質問② せっかくサウナに入っても、すぐに体がキツくなってしまい、5分くらいで出ることが多いです。もっとサウナを楽しみたいのですが、何をすべきでしょうか? 

加藤 まず、時間を気にする必要はありません。入っている時間が長かろうが短かろうが、「熱いな」と感じたタイミングで出ればいいんです。

 ただ、サウナを最大限楽しむためには、「じっくりと体を温める」ことが大事なのも事実です。温度の高い上段に最初から座ると、深部体温が上がる前にすぐ熱くなってしまうので、下段からスタートすることをおすすめします。

 あとは、肌がすぐに火照りやすいのが「顔面」です。乾いたタオルで顔を覆うと火照りにくくなるので、きちんと体が温まるまでサウナを楽しめると思いますよ。

(本稿は、ダイヤモンド社「The Salon」主催『究極にととのう サウナ大全』刊行記念セミナーで寄せられた質問への、著者・加藤容崇氏の回答です)