「日本車王国」崩壊のタイで中国EVが急拡大!「急速充電可で230万円」激安モデルに「超高性能」スポーツカーも 諸星陽一:モータージャーナリスト ライフスタイルそれって本当?クルマの「当たり前」 2024.5.15 5:55 記事をクリップ URLをコピー 記事を印刷 Xでシェア Facebookでシェア はてなブックマークでシェア LINEでシェア noteでシェア 有料会員限定機能です詳細はこちら アイオン「Yプラス」 全長×全幅×全高が4535×1870×1650(mm)でCセグメントに属するSUV。中国でのデータによればパワーユニットは4種あり、もっとも航続距離が短いものが310km、最も長いものが610kmとなっている 拡大画像表示 アイオン「ES」 タイでのタクシー需要をねらってアイオンが送り込んだのがこのES。タイでのタクシーは圧倒的にトヨタのカローラが優勢。トヨタは昨年JPNタクシーを展示するなどして需要継続をねらうが、EVが欲しいというタクシー会社も多く、ESの注目度は高い 拡大画像表示 アバター「11」 アバターは長安汽車とEVメーカーのNIOによって設立されたEVメーカーだが、その後バッテリー大手の寧徳時代、通信機器のファーウェイが参画している。11はアバター最初のモデルでプレミアムクラスのクロスオーバーSUV。前後にそれぞれ1つずつのツインモーター4WDとリヤモーターのRWDがある。このモーターはファーウェイが開発を担当。バッテリーは寧徳時代製で、出資している3社がバランスよく得意分野を担当している 拡大画像表示 BYD「デンザD9」 トヨタ・エスクァイアをほうふつとさせるデザインを採用するLクラスミニバン。サイズ的にはアルファードよりも1まわりほど大きく、全長×全幅×全高は5250×1960×1920(mm)。パワーユニットは1.5リットルガソリンエンジン+モーターのハイブリッドとピュアEVの2種。いずれにもFWDと4WDが用意される 拡大画像表示 BYD「ソングマックス」 左右にそれぞれ2枚のヒンジドアとリヤハッチを備える5ドア形状。いわゆるミニバンと呼ばれる部類にカテゴライズされるボディ形状である。4.7mの全長に1.8mの全幅は現代ではコンパクトと呼んでもいいサイズ。パワーユニットは1.5リットルガソリンターボ+モーターのプラグインハイブリッドと、ピュアEVがラインアップされている 拡大画像表示 BYD「シーガル」 シーガルは漢字表記だと海鴎。BYDのラインアップのなかでもっともコンパクトなモデル。全長は3780mmで全幅は1715mmなので、日本の規格だと幅がオーバーで3ナンバーとなってしまう。乗車定員は4名。パワーユニットはモーターのみのEVで、55kW/135Nmのスペック。バッテリーが30kWhと39kWhの2種が用意される 拡大画像表示 長安汽車「ルーミン」 長安汽車は1950年代から自動車製造を始めているメーカーで、中国を代表するビッグ5と呼ばれる自動車メーカーのうちの1社である。 ルーミンは全長×全幅×全高が3270×1700×1590mm。全長は日本の軽自動車よりも短く、全幅は5ナンバーサイズギリギリといったところ。3ドアハッチバックのスタイルで4名の乗車が可能。35kW/83Nmのモーターを搭載する。基本モデルのLは普通充電のみだが、L DCグレードは急速充電にも対応。タイでの価格は200万円前後 拡大画像表示 長安汽車「ディーパルL07」 4820mmの全長に対し1890mmの全幅、そして1480mmと低い全高でワイド&ロープロポーションを実現している5ドアハッチバック。L07とL07Sの2タイプがあり、いずれも320Nmのモーターで後輪を駆動するRWD。L07は66.8kWhのバッテリー容量で540kmの航続距離、L07Sは58.89kWhのバッテリー容量で475kmの航続距離 拡大画像表示 長安汽車「ディーパルS07」 L07よりも短い4750mmの全長に、40mmもワイドな1930mmの全幅、そして145mmも高い1625mmの全高が与えられたクロスオーバーSUVがS07。パワートレインはL07同様に320Nmのモーターで後輪を駆動する。バッテリーはS07が66.8kWhで485kmの航続距離、S07Lが79.97kWhで560kmの航続距離 拡大画像表示 >>後編『テスラだけじゃない…タイで「EVトラック競争」勃発!いすゞが打ち出す秘密兵器とは?』を読む 1 2 3 4 5 記事をクリップ URLをコピー 記事を印刷 Xでシェア Facebookでシェア はてなブックマークでシェア LINEでシェア noteでシェア おすすめの会員限定記事 ハーバード大教授が「日本は蘇った」と感じた理由、何より驚いた訪問先とは? 【腰痛・肩こり・目の疲れ】が一瞬でほぐれる“すごい”呼吸法…「ある部位」を動かすと首・肩・腰が連動する あなたにおすすめ 特集 ホンダ、日産、三菱の提携のカギを握る「日立アステモ」の実力と課題を解明!ソフト開発ではソニーやSCSKとの提携が必須か 【独自】三井住友建設が再び赤字転落へ!現場は諫言もトップが暴走、「泥沼大型案件」迷走の一部始終 【半導体・電子部品13社】倒産危険度ランキング最新版!ジャパンディスプレイ11位、大真空6位、FDK5位、1位は? みずほ銀行出身の「核融合スタートアップ」経営者が明かす、新エネルギー戦争の勝ち抜き方