「話が弾む人」と「話が続かない人」の決定的な差Photo:PIXTA

話を弾ませることができる人と、話が進まず、沈黙が漂い、気まずくなってしまう人がいる。人の輪の中心にいる、話を弾ませるのがうまい人だけが使っているスキルがある。(モチベーションファクター代表取締役 山口 博)

話を弾ませるのがうまい人は何が違う?

 仕事でも、プライベートでも、この人と話すと、いつも話が弾んで楽しいと思える人がいる。一方で、話がかみ合わずに、気まずくなってしまう人もいる。

 話が弾む人とはまた話したいと思い、周りに人が集まってくる。話がかみ合わない人とは、できれば話したくないという気持ちになる。結果、その人は孤立してしまう。

 話が弾む人と、話がかみ合わない人は、いったい何が違うのだろうか。

 このように申し上げると、「話が弾む人は、語りが巧みだ」「親切でやさしいから人が集まる」――といった漠然とした答えが返ってくる。

 中には、「話が弾むかどうかは、その人の持って生まれた人間性によるので、一朝一夕に身に付くものではない」という諦めの声さえ聞こえる。

 しかし、私はそうは思わない。話を弾ませることができるか、かみ合わなくさせてしまうかは、たった一つのスキルを使っているかいないかの違いだけなのだ。