私は仏教というものの魅力にますます引き込まれていきました。
そして、私が大学に入って学びたいと思っていたことは、受験した学部の中では決して学べず、むしろ仏教の密教の中にあるということがわかりました。
つまり、望んでいた学部に無事に合格して入学できていたとしても、私が学びたかった自分の疑問の答えを得ることは叶わなかったでしょう。
真剣に願ったら
執着せずにおまかせする
私は、何かお願いしたいことがあるとすぐ、言葉にして書くことにしています。
メモやノートでもいいのですが、私の場合はホワイトボードを利用して、
「お不動さま ○○○○をお願いします」
というように、自分の好きな仏さまにお願い事を書きつけます。
「お不動さま お金が足りません。お願いします」
「お不動さま 母のために良い介護施設が見つかりますように」
といった日々の困難にまつわるお願いに至るまで、心から願って真剣に書き、書いたらもう執着しません。
もちろん日々の生活の中で、自分の書いた願い事が時々、目に入ります。
でも、書きつけた時点ですっかりおまかせしてありますので、「ああ、この願い事はお不動さまにおまかせしてあったのだっけ」と、執着せずに眺めることができるのです。
不思議なことに、気づくと1つひとつ叶えられていることに、ハッとすることが多いものです。
願いと真逆の結果になっても受け止める
もし、ご自分で信仰されているご神仏がおありなら、真剣に願って書きつけたものを神棚かお仏壇、あるいは祭壇に置くことをおすすめします。
神棚などがない場合、また特定の宗教やご神仏を信仰していない場合は、デスクの横などに貼っておいてもよいでしょう。
ただし……ここが肝心なのですが、お願い事とは真逆のことが起こっても、それを非難しないでしっかりと受け止めましょう。おそらくそこには、私たちには見えない深い意味があるはずです。
そして確実に良い方向に導かれていることを信じましょう。
また、心を柔軟にして、物事を批判することをやめましょう。これもご神仏に願い事をした際に、本当に幸せに願いを叶える秘訣です。
そうしていると、ご神仏が必ず良い方向に導いてくださいます。