化粧水の後に乳液が必要なのは、化粧水の潤いを乳液でカバーし持続させるためだ。面倒ならば最初は化粧水だけでも良いが、効果を高めるためなら乳液は必須だ。複数使うのはやっぱり面倒だという人には、化粧水・美容液・乳液として使える「敏感肌用オールインワン美容液ジェル」(100グラム/990円)もある。面倒ならこれだけつけておけばいい。

 ほとんどのアイテムに、旅行などに携帯しやすいミニボトルもあるので、不安な場合はこちらでお試しすれば良いだろう。

性別を選ばないデザインで高コスパ
無印良品の化粧水「シェア獲得」まで

 なぜ男性に無印良品のスキンケアをお勧めするかといえば、デザインや色合いがシンプルで性別・嗜好を選ばないこともあるが、コスパが優れている点も挙げておきたい。

 無印良品が化粧水を発売したのは1997年からだが、しばらくは国内のスキンケアブランドに並ぶべくもなかった。打ち出し方としては「岩手県釜石の洞窟から汲み出される天然水」といった成分の質をうたい、さらに「敏感肌」「バランス肌」といったシリーズを揃えるなど徐々にラインナップを増やしていった。

 昨年9月には「敏感肌用シリーズ」を全面刷新すると発表しており、このとき、化粧水市場でのシェア約6%を最低でも「10%に持っていきたい」と語られていた。化粧水、それも敏感肌シリーズへの意気込みが強いことがわかる。

 特に敏感肌シリーズが女性の間で話題に上がるようになったのは2010年代中旬以降という印象がある。「手に取りやすい価格帯だから1本持っていても良さそう」程度だった存在であったのが、「敏感肌に優しい優秀コスメだから積極的に手に取る」といった口コミが目に見えて増えたように感じる。