インバウンド客もおじさんも殺到
今話題の銀座・路面店に行ってみた

 平日の午後、「無印良品 銀座」に向かうと、化粧水などスキンケア用品の置かれている「ヘルス&ビューティー」コーナーは紳士服売り場や自転車と同じ3階のフロアにあった。

 女性客が8割だが、カップル客や中年男性の1人客もいる。何より目立ったのがインバウンドのお客さんだ。

 若い外国人女性たちが2〜3人で連れ立ってカゴを持ち、化粧水やメイク用品を物色している。他のフロアでも観光客らしき外国人を見かけたが、一番多いのはこのコーナーのように感じた。

 自分で使う商品もあるのだろうが、カゴの中に同一アイテムが複数入っているのを目にして、お土産目的での購入かもしれないと思った。日本製ブランドとして無印良品はわかりやすいし、化粧水のミニボトルや小さめのメイク用品であればかさばらない。ラインナップが多いので、選ぶ楽しさもあるかもしれない。

 そのようなちょっとした喧騒の中、この時期ならではの商品として「テレビで紹介」のポップつきで全面展開されていたのが、「服の上から使うひんやりミスト」「ひんやりボディミスト エクストラクール」「ボディソープ クールタイプ」(以上、990円)、「ボディスクラブ クールタイプ」「リンスインクールシャンプー」(以上、1290円)といった、清涼感を感じさせるシャンプーやボディソープ、あるいはボディミストだ。

 クリーム色や透明、あるいは茶色のボトルが多い売り場の中で、青、水色のパッケージが一際目立つ。これはスキンケア用品の中でもかなり男性向けを意識した商品なのだろうが、「ヘルス&ビューティー」コーナーの中ほどまで立ち寄る男性客はまばらに見え、やや残念に思った。

 化粧水や乳液のラインナップは種類が豊富で、敏感肌用だけでも数種類あるため初心者を惑わせがちだが、この青いコーナーは中年男性ウケがそれなりに良さそうである。

 無印良品の家具やキッチンアイテムを購入する男性はそれなりに多いであろうから、ぜひスキンケア用品にも手を伸ばす男性が増えると良い。男も女もおじさんも、日焼けに負けない肌を手に入れるべきである。