神戸市が2020年から実施している「タワマン規制」が話題です。神戸市の久元喜造市長によれば、「高層タワーマンションは持続可能ではない。数十年すると廃虚化する可能性がある」ということですが、本当にそうでしょうか?実は、タワマンが廃墟化する危険性は少ないでしょう。それどころか、「むしろ資産価値が上がる」のです。(百年コンサルティング代表 鈴木貴博)
「数十年すると廃虚化する可能性」
神戸市のタワマン規制は全国に広がるか?
神戸市の「タワマン規制」がX(旧ツイッター)のトレンドワードに入りました。話題になったきっかけは8月21日に放送されたテレビ朝日系列のワイドショー『羽鳥慎一モーニングショー』でこの問題を巡って神戸市の久元喜造市長と玉川徹さんが激論を繰り広げたことでした。
神戸市内には74棟のタワーマンションがありますが、2020年から条例で三宮、元町など神戸市の中心エリアでタワマンの新規建設を制限することになりました。
久元市長によれば、「高層タワーマンションは持続可能ではない。数十年すると廃虚化する可能性がある」ということですが、このタワマン規制、全国に広がる可能性はあるのでしょうか?