また、犯人の侵入経路は、カギがかかっていない無施錠以外だと、ガラスを破って窓から侵入するケースがもっとも多くなっています。そのため、窓のクレセント錠の位置が開けやすい位置にあり、かつその窓が周囲から見えにくい死角になっている家は、犯人にとってはうってつけのターゲットになっているのです。

 なお、犯人にとってもっとも避けたいのは、住居への侵入を他人に発見され、通報されることです。実際、約7割の犯人が5分以内に侵入できなければ、犯行をあきらめるというデータもあります。窓に面格子や補助錠をつけることは、有効な空き巣対策といえるでしょう。

●侵入されやすい家の特徴

・庭木など死角になるものがある
・侵入するための足場になるものがある
・窓のクレセント錠の位置が開けやすい位置にある
・犬がいない
・駅に近く逃走しやすい
・立ち話をしている人や通行人が少ない