飽くなきAI電力需要、巨大テックが急ぐクリーンエネ開発米ユタ州の地熱井で作業を行うファーボ・エナジーの従業員(2月) Lindsay D’Addato for WSJ

 ほんの数年前、巨大テック企業は二酸化炭素(CO2)排出量を削減すると約束した。だが、その後に人工知能(AI)ブームが世の中を席巻した。

 大量のエネルギーが必要なAIデータセンターの建設ラッシュを受け、テック業界は気候変動を巡る約束をほごにする一方、電力企業と協力して新たなクリーンエネルギー源の開発を加速させている。