繰り返しますが、あなたは、これまで20年以上にわたって「寄らば大樹の陰」といったライフスタイルに、それこそどっぷりと浸かってきたのです。
その事実が教えてくれるのは、なんのことはない、「それが自分の性に合っている」ということです。もしそうでなければ、「これまでにとっくに転職していたはず」だと思います。
転職せざるを得ない理由をまず
きちんと家族に説明すること
次に、「年収が下がる」や「立派な肩書きがなくなる」といったリスクを、なんとかクリアできたとしても、もしあなたが、「最後に一花」や「やりがいを求めて」といった、ときめく気持ちを「他社に求めている」のだとしたら、「よくよく損得勘定をして」から、ご家族が納得できる形でお話しすることが必要です。
何度も言いますが、これまで20年以上の長きにわたって、1つの会社でサラリーパーソンを続けてきた人間が転職するのは、あまりにリスクが大きすぎます。さらに、もしもあなたが「世間から一目置かれるような大企業の中高年社員」なのだとしたら、いわゆる「早期退職制度」の利用すらお勧めしません。
できればこの「反対理由」の部分をコピーして、心配されているご家族にお見せいただいた上で、それでもなおあなたに、「どうしても転職せざるを得ない理由」があるのだとしたら、それを冷静にお話しされるのがいいでしょう。