たとえば、どれだけ職場で長年にわたって「かわいそうな目にあってきた」かを示すとか、「金銭的には不安はないので、安心してほしい」と具体的に示すといったことです。
その際には、職場でいつもやっているように、「転職して大丈夫だった具体例」を、できるだけ紹介することです、たとえそれに、「多少の失敗例」が含まれるとしても、包み隠さず話すのが大切です。
いずれにしても、今、真剣に転職しようかと思い悩んでいるあなたにとって、すでにその答えは出ていることでしょう。
おそらく家族が反対する理由には、今のあなたが会社で置かれている状況を、「よく理解できていない」ことが大きいのではないでしょうか。
なぜなら、あなたのことですから、私のような「我慢が足らない」「辛抱することを知らない」といった理由だけで転職を決意したわけではないはずだからです。
転職を「お勧めする理由」も
「お勧めしない理由」も同等にある
そんなあなたが、人生の一大決断をしようとしているのには「それなりの理由がある」わけですから、決してあきらめずにご家族に説明されるといいでしょう……と、ここまで来ると、おそらくあなたはひどく困惑されているかもしれません。
――あなたは転職に反対しているのか、それとも賛成しているのか、いったいどっちなのだ?
その答えは、「じつはそのどちらも」なのです。