兄と妹への異なる期待
時代錯誤なイメージの押し付け
兵庫県出身のKさんは、保護者からの期待に兄との大きな違いを感じたと言います。
Kさんには2人の兄がいます。兄2人は小学生の時から塾に通って中学受験をし、難関中学・高校に進学しましたが、Kさんは小学校から大学までエスカレーター式の学校に入学し、塾に通ったことはありません。
そして、兄2人は大学受験をし、いわゆる最難関大学に進学。Kさんは指定校推薦で東京の私立大学に進学しました。
Kさんは中学・高校時代、かなりの好成績を収めていましたが、母親からは系列の大学に進学することを強く勧められていたと言います。
しかし、Kさんの学力を見た友人や先生から、Kさんであればもっと難関大学を選択肢に入れても良いはずだと説得されて考え直しました。
塾に通って大学受験をすることも考えましたが、兄2人の受験を見ていた母親から「受験は大変だ」と反対されたこともあり、塾には通わず指定校推薦の中で最も偏差値の高い私立大学を目指すことにしたそうです。