世界最大の自動車メーカーであるトヨタ自動車はいくつかのスピードバンプで減速に見舞われているが、同社のハイブリッド車戦略は引き続き追い越し車線を走行中だ。第2次トランプ政権が発足すれば、それは正しい選択となりそうだ。トヨタが6日発表した7-9月期(第2四半期)決算で、営業利益は前年同期比20%減少した。自動車販売台数が落ち込む一方で、コスト上昇が利益率を圧迫しており、主要市場の全てで課題を抱えている。また日本国内ではトヨタを含む大手自動車メーカーが型式指定の認証試験で不正を行っていたことが判明し、一部モデルの生産停止につながった。さらに最大市場の米国でエンジンの問題が見つかり、一部の車をリコール(回収・無償修理)しなくてはならなかった。全体では、販売台数が前年同期比で約4%減少した。
ハイブリッド重視のトヨタ、トランプ政権発足が追い風に
純EVでなくハイブリッド車に注力の戦略が奏功 中国と日本では困難に直面も
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