そのため、レジの現金が1円でも合わないと、従業員に「じゃあ、計算して」「なんでそうなっているのか突き止めて」と指示を出して、居残らせるわけです。

 おまけに、残業代も支払わずに居残らせているケースもかなりあるのではないでしょうか。それでは従業員のエンゲージメントも下がってしまいます。

 金額の帳尻が完全に合うまで従業員を帰さない日本のやり方は、本当に正しいのか、よく考えたほうがいいと思います。

アメリカで駐車違反を取り締まるのは
朝と夕方のラッシュ時間帯だけ

 さて、続いては車のお話です。

 アメリカといえば、日本の約26倍もの国土面積を誇る国ですから、車社会であることは有名です。アメリカで通勤・通学をしようと思えば、車がないと大変不便な思いをすることになります。スーパーに買い物に行くだけでも一苦労なので、車がなければ生活ができないと言っても過言ではないでしょう。

 アメリカ人にとってまさに生活必需品の最たるもの、それが車なのです。

 そのように、生活になくてはならない車ですから、当然、アメリカでは日本とは全く異なる効率性を重視したルールが適用されています。

 例えば、駐車違反と飲酒運転。アメリカで、駐車違反の警察による取り締まりが行われるのは、主に朝と夕方だけだということをご存知でしょうか。