要するに、世の中の父親は、奥さんにまだまだ甘えているのだろう。仕事は男性が、そして、育児と家事は女性が行うという旧習から、完全には抜け出せていないのだろう。
恥ずかしながら私だって、離婚していなければ、おそらくは妻にすべてを任せていた。ママ友たちと盛んにLINEを交わす居心地の悪さの中で、相変わらずジェンダーギャップ指数が低い日本の育児の現実を知ることができたのは、貴重な経験であった。
シングルファザーが最も辛い
別れた妻と子供の面会交流
世の中のシングルファザーがどうしても悩むのが、子供たちの「お母さんと会いたい」願望ではないか。私の中でのシングルファザー生活「辛い時間ランキング」の堂々第一位は、子供たちと元妻との面会交流の時間であった。もちろん、別れた相手と会うのが心苦しいのは、シングルファザーもシングルマザーも同じはずだが、シングルファザーのほうがはるかにメンタルが削られるのではないかと思っている。